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サンバイオから重要なIRが発表されました。

再生細胞薬SB623の適正使用・普及、安定流通の在り方を5社で共同研究するための資本業務提携の合意に関するお知らせ


8月の頭にサンバイオの雑感で中間決算で流通に関する進捗が来るのではと書いていたのですが本当に来たのでびっくりしています!(素晴らしいIRなので自画自賛させてもらいます)

製造の次は流通です。
ここまで戦略的なバイオベンチャーが日本にあったのかと驚愕しております。
何となく日本のバイオベンチャーは経営陣も研究者然として「俺のところはスゲー技術持ってんだぜ」で完結していてライセンスアウトや臨床試験の成功で株価が大きく上がってもその後が続かない、そんなイメージを抱いていました。
しかし、サンバイオは違いますね。しっかり経営陣が経営をしていると言いますか。(経営のことは全く知りませんけど)
もちろんモノ(SB623)が良い(社長談)というのもありますが日立化成をはじめとして上市前からこれだけ多くの企業を巻き込んでいくには水面下での並々ならぬ努力(陳腐な言葉ですが)があったことと思います。
今回のIRでいち早く患者さんに薬を届けたい、ステークホルダーに報いたいという思いを見せてもらった気がしました。

ケアネットのウェブサイトでサンバイオ株式会社との資本業務提携に関する説明動画が紹介されていますが動画内で「脳損傷だけでなく脳梗塞の追加承認を視野に入れて~」とケアネットの藤井社長が言ったのには驚きました。
「2020年東京オリンピックの前後には承認販売されるのではと期待している」という話もあってサンバホルダーとしてほ嬉しい限りです。

今回の資本提携の概要は
・サンバイオがケアネット株を1,076,400株(発行済み株式総数の9.74%)を取得
・ケアネット、メディカルインキュベータ、バイタルケーエスケー・ホールディングス、アステムがサンバイオ株を発行済み株式数の1.59%を取得(発行済み株式総数が49,713,533株のため4社で約79万株取得)
となっています。

これは日経新聞の記事ですがもう少し詳しく内容が出ています。
ケアネット株の発行済み株式総数の9.74%について、筆頭株主を通じて約10億円でサンバイオに売り出す。ケアネットが強みを持つ医師や薬剤師向けの情報提供のノウハウを生かし、サンバイオの再生細胞薬の普及につなげる。
~中略~
ケアネットなど4社がサンバイオ株の発行済み株式総数の1.59%を取得する。このうちケアネットはサンバイオ株の発行済み株式総数の0.12%を約1億9000万円で取得する。
ケアネットがサンバイオの発行済み株式総数の0.12%を約1億9000万円で取得するということは3,200円くらいで取得するということになります。(単純に発行済み株式総数から割っただけなので実際は違うかも)
残り3社がどのような割合でサンバイオ株を取得するのかは不明ですが仮に同様の3,200円ならケアネットの1億9000万円を除いても23億円ほどになるのでかなりの額ですね。
もしSB623が転けたらサンバイオ株はとても3,000円の値が付くとは思えませんし逆に上市までいけば3,000円台でウロウロしているとも考えにくいので結構ギャンブルしたのかなと思います。(勝算の方がかなり高いですが)

恥ずかしながらメディカルインキュベータ、バイタルケーエスケー・ホールディングス、アステムはこのIRで存在を知ったくらいの知識しかないのですがググってみると、

3151 バイタルケーエスケー・ホールディングス
時価総額 770億円
売上高 5,650億円(2018年3月期)
医療用医薬品卸5位
東北、関東、北信越、関西地方を中心に展開

アステム(非上場)
※売上はフォレストホールディングス
売上高 4,568億円(2018年3月期)
Wikipediaによると
医薬品関連卸業での九州地区での売上高2位(中国地区を含めると総売り上げでは九州地区では1位)
と言うことで東から西まで幅広くカバーしていることになります。
実際に医薬品卸を行っている大手企業が2社もサンバイオの株を保有するということで上市の実現性が更に高まったと言えるでしょう。

サンバイオの株主総会に行ってきました 6でSB623の流通について質問された方がいたので紹介させてもらいましたが各社から話が来ているというのは本当だったんですね。(失礼)
Q. 自社販売を目指すと聞いてMRやSB623は冷凍保存での移送など大変ではないか。JCRファーマはテムセルでメディパルと提携しているがそういう話があれば聞かせてほしい。 
A. (森社長)各社、興味があってお話が来ている。メディパルが先行しているが液体窒素での輸送、保管は各社で対応できるものなので色んな条件を含めてどこが良いのかということになってくると思う。
自社販売は目指していて取り組みもやっているが今の段階では自社販売か提携か両睨みで進めている。
ということは
サンバイオの株主総会に行ってきました 5でも紹介させてもらった
Q. 海外での販売を模索しているということだが海外企業からはオファーが来ているのか。
A. (森社長)多数の引き合いが来ている。今後、フェーズ2、フェーズ2bのデータが出てくることでプログラムの価値が上がるのでそこは一つのポイントになる。
資金的なところもあるが自社で進めれば進めるほどより価値が高まるので企業価値の向上、欲を出すとヨーロッパも自分たちで進めていくことも頭の片隅に置いている。
これもかなり期待できると思います。(ちょっと飛躍し過ぎ)
森社長の言が嘘とは思っていませんが導出するする詐欺の多いバイオ業界のなかで多少のリップサービスは含まれているのかなくらいに考えていました。
仮に欧州やアジア地域でメガファーマに導出となれば恐ろしいことになります。
事実、2018年1月期決算説明会資料では今後の取り組みとしてエリア拡大にも言及されていることから(今のところエリア拡大以外は達成)TBIのトップラインデータ発表後に何らかの動きが期待できそうです。
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キーオープン前のこの時期にここまで色々とぶっ込んで来るなんて誰が予想できたでしょうか。
TBIのトップラインデータ発表までまだ時間はあるので先日のような急落局面も十分考えられますが「悪いようにはしないからガチホしとけよ!」というサンバイオからのメッセージなのかもしれませんね。
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