サンバイオの株主総会に行ってきました 1の続きです。

Q. CIRMから補助金を受けたがこれはCIRMにとってもメリットがあるのか。それともただ金を出して終わりなのか。
A. (森社長)CIRMから20百万米ドルを受けたがこれは補助金の中では世界最大級レベル。世界中に再生医療を支援している団体はあるがCIRMほど規模が大きく注目されているところはない。
審査が非常に厳しく、(補助金を出すからには)薬として出していく使命があるので薬として出せそうな会社や大学、研究機関をサポートしているので製品開発のお墨付きをいただけたと思っている。
臨床開発を行っていてもCIRMから補助金を受けたサンバイオということで開発がやりやすくなっている。

(私も以前、疑問に思って調べたことがあります。なぜ日本のバイオベンチャーであるサンバイオに多額の補助金が出たのか。
薬として世に出ることでカリフォルニア州民のためにもなるというのも一つですがカリフォルニア州は再生医療のシリコンバレーとして世界中から優秀な企業や人材を集め産業化することで雇用の創出などの経済的な効果を狙っているようです。
そのためカリフォルニアに拠点がある企業に補助金を出すことで優秀な企業を集める呼び水としている的なことがCIRMのページで出ていたと思います)


Q. 帝人に逃げられたことについて聞かせてもらいたい。
A. (森社長)今回の権利の返還を非常に喜んでいる。2009年、臨床試験に入る前の段階で資金的なサポートをしてもらい帝人には非常に感謝している。
今回の権利の返還は私どもから働きかけた。比較的長い期間お願いをしてきた。
なぜかというと、「日本の脳梗塞の治験はいつから始まるのか、患者に薬が届くのはいつなのか」という話を日々受けてどうすれば早く薬を届けることができるのかを帝人と話し合い、TBIの(臨床試験の)実績もあるので当社で行うことが一番早いということの賛同をいただいて返還となった。
薬を1日でも早く届けるということで帝人と同じ方向をむけたのでそういった意味でも感謝している。
責任をもって日本の脳梗塞の患者にも薬を届けたいと思っているのでことがご期待いただければと思っている。

(最初に帝人から権利の返還と聞いた時はドキッとしましたが直後、IRに問い合わせてくれた方もたくさんいてサンバイオのほうから持ち掛けたということがわかり少し安堵した記憶があります。
この権利の返還についてはこの後の質疑応答でも”なぜなのか”というところがかなり明らかになってくるのですが…)


Q. MSワラントを行ったことにより株価は下がったのではないか。株価が下がったことは野村証券がなにかコンプライアンス上の問題をしているのではないか。
A. (森社長)色々な資金調達の手段の中からこれが最適だと考え、今日時点でもこの判断が間違っていなかったと考えている。株価が下落していることもきちんと受け止めたい。
昨今、資金に関する状況は非常に法的に厳しいのでコンプライアンス違反はあり得ないと考えている。社会的、倫理的にもあり得ないと思っている。
事業の進捗、開発は極めて順調に進んでいて自信を持って取り組んでいる。きちんとIRを行い認知度を上げて正当な株価になるようやっていく。
日本のみならずアメリカ、欧州、アジアを回って影響力のある皆さまに喜んでもらえるような機関投資家を増やしていきたいと考えている。

(野村証券のコンプライアンス上の違反とはつまり「野村が空売りをして不当に株価を下げているのでは?」ということなんでしょうか。いまいち何が言いたいのかよくわかりませんでした。
化学男さんとも話したのですが大量行使直後に出来高が急増していることから空売りの現渡しではなく市場外で売却しそれを買った客が市場で売っているのではないかという結論に至りました。
確かに株価が下落して厳しい状況ではありますが他のバイオも大きく下げていることから見てもMSワラントだけが原因とはどうしても思えません。
バイオベンチャーでなくても年に20%程度は普通に変動するのでいちいち目くじら立てても…って気にもなります。ちなみにバイオセクターは最もボラが大きかったはず。
それよりも社長が正当な株価という言葉を出したのが意外でした。今の時価総額は低いと思っているということ?機関投資家を増やすっていうのも良かったです。)


Q. 2020年1月期前半に慢性期脳梗塞のトップラインデータが出るがその後のスケジュールはどうなっているのか。
A. (森社長)2020年1月期前半とは2019年7月までを指す。TBIは2019年1月までに結果発表がある。
TBIは来期中にPMDAに承認申請を行う。その後PMDAとやり取りを行うので具体的にいつとは言えないが夢の再生医療はかなり近いところまで来ているということがご理解いただけると思う。
慢性期脳梗塞は米国ではFDAと協議しP3を行うのか21st Century Cures Act(21世紀医療法)によりP3を行わないでやるか追求していきたい。
日本では米国より条件が良いので(脳梗塞の)P3をやらないという可能性か米国のデータを有効に活用して早いタイミングで薬を届けたい。

(この2020年1月期っていうのがわかりにくいようでこの後も少し勘違いされているのかなという質問がありました。
TBIはいつも通りですが慢性期脳梗塞は21世紀医療法によりP3を飛ばせる可能性もあるんですね。
21世紀医療法の一つにRMAT指定がありこれ受けるとブレイクスルー・セラピーの適用を受けられるということですが日本の条件付き承認制度よりも難易度は上がるようです。
https://bio.nikkeibp.co.jp/atcl/mag/btomail/17/05/25/00218/
ただSB623であれば有効性とそのエビデンスも示されると思うので可能性は高そうですね。
何より、米国ではSB623はかなりの知名度があり、心待ちにしている患者は非常に多いはずです。P2、P2bで効果と安全性が確認できれば拒否する理由はないと思います。)


Q. 川西会長が少し痩せたように見えるが問題ないのか。
A. (川西会長)いたって健康である。いつも支援に感謝している。

(心配半分、場を和ませようとしたのが半分といった感じでした。変な爺さんが興奮して退室させられたのでユーモアのつもりだったのかも。実際会場は和んでましたし良い機転の利かせ方だと思いました。
質問者は声質から年配の方だと思いますがこういうのは若造よりも年長者が言った方が嫌味にならないのでまさに年の功だと思います)


GWで意外と忙しくまとまって時間が取れません。小出しで申し訳ないですがあと数回続くと思われます笑
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